シンデレラガール~先生との恋~
そして、土曜日になった。



和人の実家に行く日。



私はどんな格好で行けば良いのよ!



とりあえず・・・


控えめなワンピースなんか着てみたりしたけど。



先生は相変わらず何も教えてくれない。



車に乗って着いて行くだけ。



着いた先には、『笹木珠算学院』と大きな看板があった。



笹木?珠算学院??



「入るぞ?」



「うん・・・。」



そこには子供達がそろばんをやっている姿があった。



「おう!親父!お袋!」



「和人おかえり。」



「もうすぐ終わるから待ってな。」



「じゃあ家のほうで待ってる。」



和人は私の腕を引っ張り、奥の家へ入っていった。



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