キミのトナリ




手紙には懐かしい
綺麗なみぃなの字で



日時とか場所が書かれている








みぃなだぁ…








みぃ―なは中学の時の
大親友でどこに行くときも
一緒だった







みぃ―なは学級委員を
やっていていつもみんなを仕切って

明るくて元気な人気者だった






しっかりしてて
礼儀も正しかったから



ママもみぃ―な
が大好きだった






一応メールは時々してたけど

最近は色々あったから
メールもしてなかったなぁ…




「~♪」






久しぶりにみぃ―なに会える!
って思ったら











嬉しくて思わず
鼻歌を歌ってしまう






「も―



陽菜うるさい!」







そしたらまた
ママに怒られた







ママはちょっと遅い
お昼ご飯を机に並べながら話す







「ママも久しぶりに
みぃ―なに会いたいなぁ」
ってまたママは目をキラキラさせる







呆れた目で
ママを見てたら






陽菜の視線に気付いて



何も言ってないのに
勝手に慌ててママが言う



「ママ別に行きたいなんて
思ってないからね!!」







ママ余計怪しいよ…






「ママ


ついてこないでね


さ、ご飯食べよ―と!」




って一応念を押してから
座ってママが作った







朝ごはん兼お昼ご飯
を食べる






「あ、これおいしい!」





「そう?


良かった」
とママは笑いながら







同窓会の招待状を
気にしてちょっと首を伸ばして
ソファーに置いてある
招待状を見ている








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