キミのトナリ



陽菜がみぃ―なの所へ戻ると
何故かそこには梨花もいて




「ちょっと!

王子と何話してたの?!」
って詰め寄ってくる





梨花に言ったら
なんだかめんどくさくなりそう








ちらっとみぃ―なに
目線を送る




「梨花


みっともないから
やめときなさい」






みぃ―なが加南子を呼んで
ジェスチャーで梨花を連れてけ
と言うと加南子は敬礼のポーズをして

梨花を引っ張ていく





梨花はギャ―ギャ―叫んでたけど
次第に静かになる





「で、どうだった?」



ってみぃ―なが何故か小声で聞くから




陽菜も思わず小声で答える



「告白された



…正しくは過去形なんだけど」




「あぁ



やっぱり」
とみぃ―なは整然と答える



もっと驚くと思ったのに






「気付いてなかったの?」




「…知ってたの?」




うんとみぃ―なは当たり前のように
頷く





「だからあんた
ものすごい



王子ファンに目つけられてたよ」






「…あんまり心当たりがない
んだけど」




「梨花が撃退したんだよ」





「…梨花が?」




「王子の好きな人
傷つけんな!って



あいつ意外といいやつだよね」





「後で梨花にお礼
言わなきゃ」



「そう言えば



あの年上の彼氏は?」




「別れたよ」




「え―――――――?!



もったいな――――――!!」





うぅ…




みぃ―な耳が割れるよぉ







「なんで?!」





陽菜はみぃ―なに
これまでの事を全部話す






みぃ―なは真剣に
陽菜の話しを聞いてくれて







みぃ―なに話して
良かったなと思う






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