キミのトナリ
僕と陽菜を
作って来た人達が
みんな少しずつ大人になって
ここに集まっている
陽菜は僕の隣に来ると
ひまわりみたいな笑顔で笑う
「新郎
倉崎隆太
生涯新婦を愛する事
を誓いますか」
「はい」
「新婦
坂口陽菜
生涯新郎を愛する事を
誓いますか」
陽菜の隣に僕がいて
僕の隣に陽菜がいる
それは
これからもずっと
変わらない事で
それが当たり前になって
陽菜がおばあちゃんになって
僕がおじいちゃんになっても
そうであってほしいと思う