キミのトナリ
2010*07*23
2010*07*23
*ryutaside
夏休みが始まってから
1週間とちょっとがたった
ずっと練習で休みが
無かったから
あんまり、どこかへ
行ったりはしてなかったんだけど
今日は佐伯さんに会いに
病院へ行く
もちろん、陽菜も一緒に
「みっ―ちゃ―ん!!」
陽菜は受付にやる気の
なさそうなみっちゃん
を見つけると嬉しそうにかけていく
「何回行ったらわかるの?
廊下は走らない!!」
みっちゃんにたどり着く前に
槇田先生に捕まって
陽菜が怒られてる姿が見えて
思わず笑ってしまう
槇田先生の説教が
終わると
「笑ってたでしょ」
とむぅ―とほっぺった
膨らましながら僕の方へ来る
「だってなんか
懐かしくて
すごい久しぶりに見た
槇田先生に怒られてる
陽菜みんの」
「なんか陽菜も
懐かしい感じがする」
「陽菜、頻繁に
来てるじゃん」
「そうだけど…
この病院で隆太といるのが」
そういうと陽菜は
僕を見上げてじっと見る
「なんも変わってないように
思えるけど
隆太も陽菜も
やっぱりちょっと
大人っぽくなったかなぁ…」
その言葉に少し
ドキっとする
変わる事は当たり前
の事だけど
変わる事が
僕にとって一番
怖い事だから