キミのトナリ

2010*07*23





2010*07*23
*ryutaside



ふと外を見ると辺り
はもうすでに暗く
なってきていて



自分がどれくらい
夢中になって話し込んでたかに気付く





「陽菜


暗くなってきたし


そろそろ帰ろ?」





と陽菜に言うと



陽菜は名残惜しそうに
頷く




「じゃあ、僕ら

そろそろ帰ります」




と言って全く受付に
いた意味の無い
くっちゃべってただけの
みっちゃんに頭を下げると





みっちゃんは俺の
腕を引っ張り小声で
陽菜に聞こえないように聞く







「ね、



あんたら付き合ってんの?」





「そんな事だろうと思った」




俺も小声で返す



「で?どうなの?」





「付き合ってないよ








…形にするのは怖いから」




みっちゃんは俺の意味深な
言葉にはてなマ―クを
浮かべている





まあ、しょうがないか



と僕は笑う




そしたら

「あんたちょっと

いい男になったね」



とかみっちゃんが言うから


陽菜が聞いてたら焼きもち
やくんじゃないか心配になって



陽菜の方を見ると






陽菜はもう
少し離れた場所で








僕を手招きしていた







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