キミのトナリ

2010*07*01




2010*07*01
*ryutaside



じめじめした長い
梅雨がやっと終わり
少し暑くなり始めた






僕が部活が終わり
片付けをしていると

キミはご機嫌で
いつものようにそばへかけてくる



「隆太~!



どうしよう


もうすぐで夏休みだよ~」


まだ夏休みまでは
1週間もあるのに



もう待ちきれないようで
キミは最近少し落ちつきがない



「後で夏休みの予定
いっぱいたてよ!」



「うん」


僕はまだ片付けをしながら
頷く





「部活お疲れさま!」





僕がまだ片付けをしてるのを見て
思い出したようにそう言うと
スポーツドリンクを差しだす



「夏練今年もいっぱいある?」



「う―ん


それなりに」





「陽菜、暇だから
隆太の部活見に行こっかなぁ」




「見にきてよ


そしたらいつもより
二倍増しで頑張る!笑」



陽菜の渡してくれた
スポーツドリンクのふたを
あけながらそう言うと



「陽菜の愛のパワ―だね!」



だなんて言ってキミは
僕にとびっきりの笑顔を向ける





…可愛い




思わず胸がキュンとなる








それに気付かれないように
僕は陽菜の渡してくれた
スポーツドリンクを飲み干す




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