キミのトナリ

2010*07*14



2010*07*14
*ryutaside



「こんにちは―!」




陽菜は僕のチ―ムの
メンバ―達に挨拶を
しながら僕の方へやってくる




陽菜は僕の前までたどり着くと




「試合ちゃんと
勝ってよ―?」
と笑う



「もちろん」
と俺も笑い返す




今日は今度の大会に
向けての練習試合




陽菜はこうやって時々
僕を応援しに来てくれる





陽菜が来てくれる事は
嬉しいし



陽菜が見てくれてると
いつもより何倍も頑張れる気がする






でも、






3年たった今も






陽菜が偶然あの人に
会ってしまったら





陽菜は僕のそばを離れて







あの人のところへ
戻ってしまう気がして





時々、不安に
押し潰されそうになる









その不安は僕が
バスケを続けてる限り

消える事はなくて









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