十五の妄影(もうえい)
だけど…。

晋作君はまだ若い。

十代というのは、可能性の塊だと私は思っている。

たとえ過ちを犯しても。

たとえ失敗を繰り返しても。

その過ちも失敗も、足枷になんかならない。

必ず糧になる。

辛い経験や悲しい過去も、必ずその後の人生の役に立つ。

無駄な経験なんて何一つありはしないと、私は思っている。




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