『舞桜』
多少ホワンとした空気がその場に流れる。
ク~
「ほぇあ!!」
その場に流れた奇妙な音。
それと同時におなかを押さえる香ちゃん。
「…えと、おなか、すいちゃった;」
「ずいぶん可愛いおなかの音よね。
でも、私もおなかはすいたから行きましょう。」
東条さんのおなかの音だったらしい。
スタスタと歩いていく二人についていきながら、
なんだかお嬢様っぽくはないな、と思って東条さんの呼び名は香に決定。
「美味しい…」