『舞桜』
桜花が目を覚ました。
そして気付いたこと。
「寝すぎた・・・」
外は暗闇に包まれていて、ただいま夜の10時。
昼食を取っていたのが3時過ぎだったので7時間は気を失っていたことになる。
「まさか、こんなになっちゃうとは思わなかったな、」
雫に会って、懐かしかったし、悲しかった。
でも、忘れていると思っていた。
忘れなければならない。
それでも忘れられなくて、
でも、何かをしていれば忘れられる。
だから、