『舞桜』


「お、おいしかった?」



「うん」



「じゃ、じゃぁ行こっか。」



いまだ動揺が抜け切れていない香だが、かまいわしない。



すたすたと勝手に部屋をでて教室に向かう。



香の止める声も無視をして。







「あ、あのッ!!」



走って追いついた香にようやく目を向けてやると、息が上がりきっていた。



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