Je t'aime?
☆
美術館前でバスを降りて、体感温度を最初に来たときと比較する。
なるほど、たしかに過ごしやすくなっている気がした。
「こっちだよ」
とガミくんが案内してくれたのは、美術館のもっと奥のほうだった。
いくつか建物を通過して、木が生い茂る中を入っていくと、正面によく知らない人の歌碑が建っていた。
そして、そこを抜けると、河口湖が目の前に。
さらにその向こうには、富士山がそびえ立っていた。
圧倒的な迫力―
周りの山々が、ちっぽけに見えてしまうほどだった。
息を呑む。
もう、湖の存在も目に入らなくなった。
出てくる言葉は、
「…すごい」
それだけ。
どんな褒め言葉をもってしても足りない、その堂々とした姿は、
「ああ、日本人でよかった」
と思わせてくれた。
美術館前でバスを降りて、体感温度を最初に来たときと比較する。
なるほど、たしかに過ごしやすくなっている気がした。
「こっちだよ」
とガミくんが案内してくれたのは、美術館のもっと奥のほうだった。
いくつか建物を通過して、木が生い茂る中を入っていくと、正面によく知らない人の歌碑が建っていた。
そして、そこを抜けると、河口湖が目の前に。
さらにその向こうには、富士山がそびえ立っていた。
圧倒的な迫力―
周りの山々が、ちっぽけに見えてしまうほどだった。
息を呑む。
もう、湖の存在も目に入らなくなった。
出てくる言葉は、
「…すごい」
それだけ。
どんな褒め言葉をもってしても足りない、その堂々とした姿は、
「ああ、日本人でよかった」
と思わせてくれた。