Je t'aime?
☆
ウジェーヌは次の日、大事をとって学校を休んだ。
「でももう元気だから、家でゲームやってるんだぜ」
と、放課後の音楽室でガミくんがぼやいていた。
「結局、新入部員も来なかったし、なんもいいことねーなー」
「アンタ今、地雷踏んだよ」
…そう。
見学者こそ来たものの、我がブラスバンド同好会は、未だ三人のみ。
もうすぐ夏だし、さすがに諦めざるを得なかった。
「ま、三人で気楽にやろうよ」
私は、窓際でトランペットを持って、いつものように髪を風になびかせていた。
「風に吹かれてねーで、ラッパ吹けよ」
「えっ!まさかのオヤジギャグ?!」
「うまいこと言ったじゃねーか」
「自分だけで満足するようになったら、もう終わりね」
あはは、とトランペットの音よりも大きな笑い声が、広い音楽室に響いた。
ウジェーヌは次の日、大事をとって学校を休んだ。
「でももう元気だから、家でゲームやってるんだぜ」
と、放課後の音楽室でガミくんがぼやいていた。
「結局、新入部員も来なかったし、なんもいいことねーなー」
「アンタ今、地雷踏んだよ」
…そう。
見学者こそ来たものの、我がブラスバンド同好会は、未だ三人のみ。
もうすぐ夏だし、さすがに諦めざるを得なかった。
「ま、三人で気楽にやろうよ」
私は、窓際でトランペットを持って、いつものように髪を風になびかせていた。
「風に吹かれてねーで、ラッパ吹けよ」
「えっ!まさかのオヤジギャグ?!」
「うまいこと言ったじゃねーか」
「自分だけで満足するようになったら、もう終わりね」
あはは、とトランペットの音よりも大きな笑い声が、広い音楽室に響いた。