Je t'aime?



「ウジサン」



「違うって、フジサン」



「…ウジサン」



「う~ん、違うんだよな~…おー、お待たせ」



…ウジさん?



「どうしたの?」



「いや、なんでもないよ。あー疲れた」



ガミくんが、ドサッと私の正面に座った。



ウジェーヌも、最後のひとつに腰を下ろす。



「疲れたって、なにが?」



聞かれたガミくんは、いかにもだるそうな顔をしながら、



「なんかさ~」



と、ウジェーヌの人気ぶりを話し始めた。




< 92 / 254 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop