手紙


「……あ、ごめっ、翼が、うあぁ〜!!」


もう、意味不明。

解読不可能。


あたしは壊れた。


「え!?俺!?なに!?」

「あ、えと、平気だから、ね?葵ちゃん」


みんなでプチパニック大会。

それから数分、みんなでプチパニックを楽しみました。

いえ、プチパニックから抜け出してから、みんなで笑いました。


「諦めないからね」


少し経って、柚縷ちゃんが言った。


「今は諦めきれないから」

「柚縷ちゃんだって、いつかまた大切にしたい人ができるよ」


数限られた中でも、運命の人は現れるはずだから。
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