手紙
この研修は一年生しか来ない。
他の学校からも来ていたけど、前来た手紙は学校のげた箱で、他の学校の人が来るはずがない。
この手紙の人は、この学校のこの一年の中にいる。
「来ちゃったね、手紙。……ねぇ花音ちゃん?あ……」
「ふみゅぅ~」
花音ちゃんはすでに寝ていた。
早いよ花音ちゃん。
いつの間に寝てたの?
そのまままっすぐ学校に向って行ったバスは、やっと学校についた。
「花音ちゃん、起きて。着いたよ」
「……ん?葵?なに?」
「着いたってば」
見たことのある景色。
誰もいないバスの中。
ちなみにもうすでに解散していた。