手紙
「大丈夫。あたしも今度から柚縷ちゃんの家に遊びに行くから。今度は一緒に行こうね」
「え!?あ……うん」
なんだか、微妙な反応が返ってきました。
花音の部屋に通されて、報告を始めた。
「ついに会ったんだね」
「……うん。前と一緒で、前と全然違ってた」
「どっちさ」
笑いながら話す。
癒された空間。
「惚れた?」
「惚れないよ」
「告白は?」
……ねぇ花音、どこまで知ってるの……?
「……された」
しかも耳元で。