手紙
「じゃ、さっそく明日から昼休みの一時から頑張ってくれ。判を押すだけだからな」
そう言って先生は翼くんの肩に手をポンと置いてから行ってしまった。
「……明日?」
「毎週木曜日って言ってたからね」
さっそく明日が木曜か!!
というわけで、あたしたちの貴重な45分間の昼休みは一日だけ25分間になりました。
20分も図書室で判を押し続けるのね。
特別大変てわけでもないけど、退屈かも。
あ、でも翼くんがいるならそこまで退屈しないかも?
「……お昼早く食べなきゃ間に合わないじゃん!!」
「頑張ろうね」
……まぁ、仲悪い奴よりは仲良い人でよかったけどね。
さっそくトキくんに報告しよう。