あまクールな彼氏彼女





「あ、サク、おはよー!!」


「おはよう、恋。起きるの早いね。」


「だって、サクの運命の日でしょ?さ、家に行っておめかしするよ!!」





恋の家に行って、デートの準備をした。



少しでも聡にキレイだって思われたいから、普段はあまりしないメイクもきちんとした。





「だーかーらー、ヒロくんに遊園地のチケットもらったの!!あたしとサクで行こうと思ってたんだけど、あたし今日急用できちゃって…。しかも、期限今日までだし…。行かなかったらもったいないじゃん?ってことで、聡とサクで行って来てね!!はい、チケット!!」





見事な恋の嘘。



ヒロくんとか全く関係ないし…。



いつの間にか恋はチケットを取っていた。



でもその恋のおかげで、あたしは聡と出かけることができるようだ。







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