まさかまさかのメガネ君!?
トキメキ
「んんーっ…」
先生が出ていって30分後位に
前川颯人は起きた。
「あれ、起きてたの」
「まあ…一応」
前川颯人はメガネをかけて
ネクタイを緩めた。
よく見たらこいつ、
顔は超イケメンだよね。
誰も騒がないのは暗そう
だからかな。
「帰ろうか」
「え!?あ、うん。着替えてくる」
一緒に帰るの!?
本気で行ってますか!?
私は教室に向かった。
机には陸チャンと舞桜からの
メッセージ。
[王子と仲良くね☆RIKU]
[気をつけて帰れ〜♪MAO]
前川颯人に運ばれたのを
皆が見たって事だよね…
結構恥ずかしい。
コンコン
教室のドアがノックされた。
「着替えた?」
「あ、うん。」
「じゃ行くぞ」
…廊下ってこんな長いっけ。
沈黙が続くしこんな空気
耐えられない。
「いっ、一緒に帰るの?」
「もう7時過ぎたし送る。結局帰り道一緒だろ」
…そうですよね。
なんかドキドキしてるんだけど。
変なの、私。
何こいつ意識してんの?
落ち着け、自分!