まさかまさかのメガネ君!?


とっさに目をつぶったけど
痛みはなかった。
…あれ?

「いって〜…」
恐る恐る目を開けると
前川が私の上に覆い被さってた。

前川の上にはたくさんの本やらなにやら。
かばってくれたみたい…

といってもこの体勢はまずいんですけど(笑)
近すぎる、距離。
私の首元には前川の息が。

怪しいよ、第3者から見たら。

「大丈夫っ?」
「なんとか。でも体動かない」

ってことはずっと
このままですか!?

「ん〜っ、押しても動かないよ」
「誰か来るの待つか」

やばいって、それは!
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