No Mobile No Life
そのため、そのまま誤字脱字を確認し、メールを送信した。


すると、すぐにまたダイトからのメールが待ち遠しくなった。


たった今、メールを送ったばかりなのに。


ダイトからくるメールの返事が、不安なのかも知れない。


いきなり、重たい話をしてしまったから。


しかし、一方ではダイトからの返事が楽しみでもあった。


不安な気持ちと楽しみな気持ちが、私の中で交互にやってくる。


胸が痛かった。


とても緊張して、ヒドく落ち着かなかった。


落ち着かせようと、コントローラーを握る。


それでも、『Miracle Fantasy』を進める事よりも、携帯電話の方ばかり気にしていた。


返事がくるのが、とても長く感じる。
< 145 / 222 >

この作品をシェア

pagetop