No Mobile No Life
私は、何だか嬉しかった。


妹みたいだという事は、ダイトが私に親近感を抱いている。


そう思ったんだ。


それに、私はひとりっ子。


しかし、ずっと兄が欲しいと思っていた。


無い物強請りというやつなのだと思う。


そのため、ダイトが兄だったらと良いと思った。


ダイトみたいな優しい兄なら、何時でも大歓迎なんだ。


その様な事を思い、私は一人で勝手に気持ちが盛り上がっていた。


そんな状態で、私はダイトへ返信するメールを作成する。


To:ダイト
―――――――――――
じゃあ、ダイトさんはお兄ちゃんだね。
これから、ダイトさんの事を、お兄ちゃんって呼んでも良い?
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