No Mobile No Life
淋しい。


その気持ちで一杯な私は、ベッドの中で目を閉じる。


そして、このまま意識を手放してしまいたい。


切実に、そう思った。


起きているのが辛い。


苦痛でしかない。


起きていても、淋しいだけなんだ。


心が壊れそうになる。


涙が、止めどなく溢れてくる。


それなら、起きている時間など要らない。


早く、夢の世界へ旅立ちたい。


そう、私は願った。
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