No Mobile No Life
それから、意外と早く携帯電話の着メロが鳴り響いた。


私は、Eメールの受信箱を開く。


From:ダイト
―――――――――――
じゃあ、俺と付き合ってみる?


嘘だ。


夢みたい。


まさか、この様な事をダイトに言われるとは思ってもみなかった。


これは、告白なのだと思う。


私は、ただ驚いてばかりいた。


そして、どう返事すれば良いのだろうと考えていた。


必死に、そればかり考えていた。


その時、ある一つの可能性が私の頭の中に浮上した。
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