No Mobile No Life
しかし、ダイトが本気だったと、そう自信を持っても良いのだろうか。


まだ、私は迷った。


しかし、少し考えれば分かる話だ。


社交辞令だったとしたら、ココで自分の本名を教えはしないだろう。


私は、ダイトの本名を知れて嬉しかった。


すぐに、私は電話帳のダイトの名前を、八重崎泰斗で登録し直した。


そして、泰斗へ返信するメールを作成する。


To:八重崎泰斗
―――――――――――
じゃあ、私も。
私は、葉河桃香。
勿論、漢字は読めるよ。
ダイトでしょ?
これから、私は何て呼べば良い?


誤字脱字を確認。


そして、私は泰斗へメールを返信する。
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