No Mobile No Life
しかし、今は六時間目の授業中。


私の高校は、時間割を見た限りでは、曜日によって授業の終わる時間が異なる。


しかし、どんなに遅くても、何時も六時間目で授業は終わるらしい。


要するに、今の授業さえ終われば、今日の授業は終わりという事だ。


帰りのホームルームは、すぐに終わるだろう。


そのため、今の授業さえ終われば、すぐに帰れるも同然なんだ。


その様な理由から、私は妙にソワソワとしていた。


一応、教科書とノートは開いている。


そして、黒板の内容もノートに写している。


しかし、その作業を行いながら、私は何度も別の方を見ている。


見ている先は、教室の壁の上の方だ。


そこに、壁掛け時計があるんだ。
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