No Mobile No Life
私は、それを何度もチラチラと見ていた。


しかし、なかなか時は進まない。


一秒が、一分に感じる。


一分が、一時間に感じる。


とても、時間の経過が遅く感じた。


何度も見ても、殆ど時計の針が進まない。


それが、私にはスゴくもどかしく感じた。


今は、一分一秒でも早く授業が終わって欲しい。


そんな気持ちで、いっぱいなんだ。


その様な心情の中、やっと授業が終わった。


とても時間の経過が遅く感じた分、私はスゴく嬉しい気持になった。


早速、私はセーラー服のポケットに手を入れる。
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