No Mobile No Life
すると、周囲の人間達は立ち上がっていた。


そして、椅子を机の上に上げている。


どうやら、帰りのホームルームが終わったらしい。


私は、ずっと携帯電話のディスプレイを凝視していた。


そのため、全く気付かなかった。


そんな私は、慌てて携帯電話をセーラー服のポケットに仕舞った。


そして、その場に慌てて立ち上がる。


そのまま、他の生徒達がそうしている様に、私は椅子を机の上に上げた。


そして、それを教室の後ろへと下げる。


鞄を手にすると、そのまま私は教室を後にした。


そして、廊下に出てすぐに、私はセーラー服のポケットから携帯電話を取り出す。


すぐに、そのディスプレイに目をやった。
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