No Mobile No Life
そして、その様な関係は時間を掛けて作っていくもの。


そうだったんだ。


そこで、自然と仲良くなっていく中で、恐らく恋は見付かるものなのだと思う。


まだ私は、誰が初恋の相手になるかは分からない。


しかし、焦らなくても大丈夫。


人と関わる様にしていれば、自然と誰かを好きになれる。


そんな気がした。


その様な事を考えていると、携帯電話の着メロが鳴り響いた。


恐らく、ダイトだ。


間違いない。


そう思った瞬間、自然と私の胸が高鳴る。


そして、自然と頬が緩んでいた。
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