No Mobile No Life
「うん」


母の言葉に、私が頷く。


すると、母は部屋を離れていった。


私は、再び携帯電話のディスプレイに目をやる。


そして、『チャットに投稿する』と書かれたリンクを開く。


『ご飯を食べるので落ちます』


入力フォームに、そうメッセージを入力する。


そして、私は『書き込む』と書かれたボタンを押す。


その後、私は携帯電話をベッドに置いた。


そして、そのままリビングへと向かう。


リビングでは、父と母が椅子に座っていた。


私を待っていたのだろう。
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