帰ってからも美桜はいつもするはずの咲希とのメールを、今夜はしなかった。


―次の日―

学校に行く途中に咲希に会ったが、喧嘩中ということなので、話し掛けずにそのまま通り過ぎ去った。


学校に着いてからいつもの4人で集まっていたが、美桜と咲希の間の雰囲気だけ違った。


「美桜と咲希どうしたの?」

麻莉が聞いた。

「別に。」

咲希が答えた。

「なんか険悪な雰囲気だね・・・。」

小声で奈々と麻莉が話していた。


その後の美桜と咲希は授業を全く聞かずに残りの時間を過ごしていった。


咲希も美桜と同じ考えで、美桜が先に謝らないと許さないと思っていた。







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