空
ー帰路ー
美桜と咲希は同じ方向なのでほとんど、同じ距離で歩いていた。
((・・・気まずいなぁ。))
2人とも同じことを思っていた。
2人は何も話さず、ずっと一定の距離で帰っていった。
ー美桜の家ー
「あたしは何にも悪くないし。いいかげん咲希に謝ってほしいな。」
自分の部屋でブツブツと文句を言っていた。
「美桜ー?ごはんよー!」
美桜の母が1階から声をかけた。
「はーい。」
美桜はご飯を食べに1階に行った。
同時間
ー咲希の家ー
「美桜が気付かないから言ってあげただけなのに、奈々に獲られてもしらないからね。」
美桜と同じく自分の部屋で文句を言っていた。