空
ー5組ー
「咲希ー!!」
「あ、美桜!」
咲希は美桜に呼ばれているのに気が付き、美桜の方に行った。
「どうしたの?」
「ちょっと来て!!」
「わ!ちょ!!」
さっきと逆で美桜が咲希をずるずるとトイレに引っ張っていった。
「何々!トイレも1人で行けないの?」
「・・・バカ?笑」
「いや、嘘だって。笑・・・で、どうした??」
「や、その・・・。」
美桜はなかなかあの事が言い出せなかった。
「何でも言ってって約束したでしょ?」
「うん。じゃぁ、驚かないでよ?」
「当たり前っ!!」
美桜はそれを聞いて意を決して口を開いた。