空
2人は学校に着いたらそれぞれの教室へと入って行った。
美桜が教室に入ると、山本が話し掛けてきた。
「伊藤ー!!」
「あ、山本。おはよー!」
「オッス!!」
「昨日はメールどうも。」
美桜が笑顔で言った。
「全然!!俺の方こそありがとな!!」
美桜に負けないぐらいの笑顔で言った。
ドキッ
美桜の心臓が跳ね上がった。
(なにこれ・・・。)
「伊藤ー?」
山本は黙った美桜を心配し顔を覗き込んだ。
「!!ううん、なんでもない!」
(やばい、今顔真っ赤だ・・・。)
「そうか?なぁ、今日もメールしていいか??」
山本はおずおずと聞いてきた。
「もちろん!」
美桜は元気よく答えた。
「じゃぁ、夜にメールするな!!」
と言って、山本は席に帰っていった。