「美桜??山本と帰らないの??」

咲希が不思議そうに言ってきた。

「ちょっと、咲希!!」

「あ、ごめん・・・。」

咲希はバツの悪そうな顔をして謝った。

「で、結局帰らないの?」

「だって・・・。噂でたらやだし。」

「でもさ、山本可哀相じゃない?」

咲希が山本の方を見ながら言った。

「いいの。別にそういうの求めてるわけじゃないみたいだし・・・。」

「そうかな~。でも、たまに帰ったりしてやりなよ?」

「うん。」

話していたら、奈々と麻莉が近づいてきた。

「・・・なに。」

咲希が怪訝そうに言った。





< 54 / 79 >

この作品をシェア

pagetop