「・・・え?」

山本が突然言ったので、美桜の頭がついていかなかった。

「だから、俺の家来る?」

「えぇー!!」

「驚き過ぎ。」

美桜はまさか山本の家に行くことになんてなるとは思っていなかった。

「遊園地行けなくなって、伊藤、沈んでるしせっかくのデートが台無しになっちまうもんな。だから、どうせなら遊んで帰ろうぜ?」

「で、でも!親居るんでしょ?」

「今日両親2人共、仕事。」

「・・・。」

「でも、弟が居るけど・・・。」

(山本の弟・・・?見たいっ!!)

「行く!!」

「へ?」

「山本の家、行く!!」

「そっか。じゃぁ、行くか!!」

2人は反対の電車に乗って、山本の家へと向かった。




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