空
「適当に座ってて。飲み物持ってくるから。」
「うん。」
山本は一階へと降りて行った。
「適当にって言われても・・・。」
山本の部屋は、すごく散らかっていた。
野球の道具、教科書、服、雑誌・・・。
「・・・片付けてもいいのかな?」
美桜は、散らかっている物を片付け始めた。
ー数分後ー
「悪ぃ。優希に捕まって・・・部屋、片付けてくれた??」
「あ、片付けちゃいけなかったかな・・・。」
「いやいや、全然いいよ!!ありがとな!!」
山本が笑顔で言った。
「ううん。・・・山本のグローブ、すごいね!」
「だろ!!中1から使ってるんだ。親には、新しいの買ってあげるよって言われるけど、やっぱり、ずっと使ってるグローブの方が使いやすいから・・・。」
「エラーしたら、大変だもんね。」
「そうそう!!監督に怒られるのな。笑」
2人は野球の話をし始めた。