〜先生への心のこえ〜
数学の時間は、この前のテストのわからなかったところを友達や先生に聞いていいから答えを出してみようみたいな感じで、皆友達と話しながら賑やかにやっていた。
私は特にやることがなかったから、教科書の問題を解いていた。
私の目の前の先生の机にいる先生。
2人の女子が先生に問題を聞きに行ったみたい。
先生はその女子に丁寧に説明をしていた。
すると、線引きが必要になったみたいで片方の女子が自分の机に線引きを取りに行こうとしたら先生が、
『あ!いいや!…美咲さん線引き貸してくれる?』
って私に頼んでくれたの。
私は平然を保って、線引きを先生に渡した。
線引き貸した。
ただそれだけなんだけど嬉しかった。
だって、私の事が先生の頭の中で浮かんだってことでしょ?
そう考えるとね、とっても嬉しいんだ。
先生が触った線引き。
宝物がまた増えちゃった。