…たぶん叶わない恋

私、ナオヤが好き？嫌い？

『キャ～～～～★』朝学校に着くと、一番最初のこの声が聞こえてくる。
『もぉ、うるさいなぁ』と呟きながら私は教室に入った。
『ユカ、昨日のドラマ見た？？チョーおもしろかったんだけど！！！』
話しかけてきたのは、私の大親友のリサ。今日も朝からテンション高い！　
『昨日、見れなかったんだよね。腐ジョッキーに参加してて…。』
『そっかぁ。じゃあ、今度家に来た時見せてあげる！』
ここで、リサとの会話が途切れた。
話してる最中も、キャーキャーと、うるさい声が聞こえてくる。
これ、我慢できないんだよなぁ。
『バンッ！』私は我慢が出来なくなって机をたたいた。
それに気付いたナオヤがこっちにやってくる。
『まあまあ、そんなに怒んないで。』とナオヤが言ってきたが…
『おまえがうるさいから、怒ってるんでしょーが！』と、ビンタ炸裂。
『あーぁ、女は怖い、怖い』とナオヤが言ってる声が、遠くで聞こえた。