ねぇ、好き?
1人ファッションショ―をするあたしの部屋は、汚な…じゃなくて、洋服が溢れている。
「うん、あしたはワンピ―スにしよっ」
淡い黄色のワンピ―スを手に取り、鏡の前であててみる。
春っぽいし…これにしよ!
「って…え?!もう9時?!」
帰ってきたのは、6時前…
沙奈との電話だって、10分も話してないし…
あたし、洋服選ぶのに時間かかりすぎ…?
「…あっ、悠ちゃんにメ―ルしなきゃっ」
慌てて携帯を開き、立ったまま悠ちゃんにメ―ルを打った。