ピュア・ラブー‐鞄の中の天使‐ー
No.2
「のんちゃん、先に行ってて。」
首をかしげながら、三年二組の教室をのんちゃんが、去って行く。
教壇から五番目の自分の席に座り直して、ついさっきの小さな声の主を待った。
「やっぱ、そら耳だったのかなぁ。」
『行かないで。』なんて言われても困るし!
゛ガタガタ。゛
勢い良く席を立つあたし。
首をかしげながら、三年二組の教室をのんちゃんが、去って行く。
教壇から五番目の自分の席に座り直して、ついさっきの小さな声の主を待った。
「やっぱ、そら耳だったのかなぁ。」
『行かないで。』なんて言われても困るし!
゛ガタガタ。゛
勢い良く席を立つあたし。