ピュア・ラブー‐鞄の中の天使‐ー
気になるアイツ
No.1
アイツのせいで、夕べもろくに眠れなかった。 …たくぅ、どうしてくれようぞ!
「おはよー!」
「おは…。」
やけに、元気いっぱいののんちゃん。
「かなっぺ! 昨日、部室で待ってたんよ~。」
「ごめん。ちょっと、捕まっちゃって。」
「誰に?」
「アイツに。大地にさぁ…!」
「大地ってぇ…あの、幼稚園からず~っと一緒のあの桜場クン?」
「まさしく。」
「で、なんだって?」
「アイツったら、あたしの鞄くれないかって。」
「鞄って、もしかして?」
あたしの肩に掛けた鞄をじっと見つめるのんちゃん。
「はぁ~、マジ?」
「そ。マジで。」
「ぷはぁ!はっ、はっ!」
そんなにおかしいか? 友よ。
「おはよー!」
「おは…。」
やけに、元気いっぱいののんちゃん。
「かなっぺ! 昨日、部室で待ってたんよ~。」
「ごめん。ちょっと、捕まっちゃって。」
「誰に?」
「アイツに。大地にさぁ…!」
「大地ってぇ…あの、幼稚園からず~っと一緒のあの桜場クン?」
「まさしく。」
「で、なんだって?」
「アイツったら、あたしの鞄くれないかって。」
「鞄って、もしかして?」
あたしの肩に掛けた鞄をじっと見つめるのんちゃん。
「はぁ~、マジ?」
「そ。マジで。」
「ぷはぁ!はっ、はっ!」
そんなにおかしいか? 友よ。