君色の空
それから、『なんで三船は…』とつぶやいた。
「なんでお前は、いっつもそうやって、自分のやりたいことを我慢してるんだよ!?」
太陽がまぶしい午前中の屋上は、モモちゃんの顔に影を作る。
逆光で表情を読み取ることができないけれど、その声色は絶望にも似ていた。
「…るわけないよ…」
私の言葉は風に乗って、空を舞う。
モモちゃんに、その声は届かなかったみたいで、『何だって?』と聞かれた。
私は、大きなため息をひとつついた。
「なんでお前は、いっつもそうやって、自分のやりたいことを我慢してるんだよ!?」
太陽がまぶしい午前中の屋上は、モモちゃんの顔に影を作る。
逆光で表情を読み取ることができないけれど、その声色は絶望にも似ていた。
「…るわけないよ…」
私の言葉は風に乗って、空を舞う。
モモちゃんに、その声は届かなかったみたいで、『何だって?』と聞かれた。
私は、大きなため息をひとつついた。