君色の空
肩に手を置いて、命令口調とも取れる強い言葉で、『知らなければいけない』と言う。

「私は、知りたくない」

真実を知ることは、本当に勇気がいる。

知りたくもないのに、見せつけられた出来事が私の心を閉ざしたように。

これから知ることも、私の心を余計に暗くするのかもしれない。

もう二度と、立ち上がることができなくなるくらい、打ちのめされたら?

私の心は、どこをさまよえばいい!?

その時は、モモちゃんが私を救ってくれるの!?

頼りにもならないような、この人が!?



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