君色の空
そんな記憶を、叔母さんの言葉が裏付けしていった。

「びっくりしたわぁ。
あなた、妹にそっくりだったんだもの!!

妹が生き返ったんじゃないかと、思うくらいに…」

そう、叔母さんは私を見て、目を大きく見開いて、ギョッとしたような表情を見せた。

私はその顔がとても怖くて、『この人は苦手』だと決めつけてしまったんだ。

「ずっと恨んでいたはずなのに、私はあなたと話がしたかった。

妹みたいに、笑いかけて欲しかったの…。

勝手よね、叔母さん。
あなたの気持ちも、全然考えないで…」



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