君色の空
それぞれの道
『絶対に大丈夫!』
私は、今まさに手術が行われている時間、病室でじっとしていられずに、屋上に来ていた。
晴れ渡る青空の下、この祈りがお母さんに届く気がして、両手を組みながら、ずっと祈らずにはいられなかった。
「渚、ここにいたのか…」
その声に顔を上げると、ぎこちない笑みのモモちゃんが隣に立っていた。
「ひとりじゃ不安でさ、渚のこと捜してた」
モモちゃん…。
そんな表情、初めて見るよ。
私はモモちゃんの手を取る。そして、力いっぱい握りしめた。
私は、今まさに手術が行われている時間、病室でじっとしていられずに、屋上に来ていた。
晴れ渡る青空の下、この祈りがお母さんに届く気がして、両手を組みながら、ずっと祈らずにはいられなかった。
「渚、ここにいたのか…」
その声に顔を上げると、ぎこちない笑みのモモちゃんが隣に立っていた。
「ひとりじゃ不安でさ、渚のこと捜してた」
モモちゃん…。
そんな表情、初めて見るよ。
私はモモちゃんの手を取る。そして、力いっぱい握りしめた。