君色の空
恋に落ちるのは、必然だった。

彼に呼び出されて。

私は緊張と、興奮で、今までにないような胸の高鳴りを感じていた。

それなのに…。

『三船、秋山さんと仲いいんだな!?』

なんで!?

どうしてココで、早苗の名前が出てくるの!?

その先の言葉が、容易に想像できたから。

私は返事をすることができなかった。

『秋山さんって、カワイイよね!?』



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