君色の空
なのに彼は、勝手に話し出す。

『三船、秋山さんと仲良くて、うらやましいよ…』

やめて。

それ以上は、言わないで…。

手で耳をふさいで、何も聞きたくなかったのに。

『俺、秋山さんのこと、好きなんだよね』

決定的な一言を、私に投げかけた。

それは、残酷な言葉でしかなかった。

彼の笑顔も優しさも、全てが『偽物』だったんだから…。



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